「趣味で動画投稿をしている」「集客に繋げるために利用している」
様々な理由でYouTubeで動画を投稿している方がいると思いますが、どうせならYouTubeで利益を得られたらいいなと、考える事がありますよね。
「YouTube一本で食べていくまでは行かなくても、月に数万入ってきて、ちょっと楽な生活をしたい」「思ったよりもチャンネル登録者が増えて、ちょっと力を入れてみる気になった」
そうなった時に重要なのが、収益化をするための条件。条件は5つあるのですが、それをクリアしないとどれだけ再生回数が多くても、一円たりとも生み出す事ができません。
なので今回は、条件をクリアするためのポイントにも触れながら、収益化するための条件についてご紹介していきます。
主な条件は二つ
収益化する為の条件は5つあるのですが、そのうち3つは時間もかからず、同意するだけでクリア出来るような、難しいものではありません。なので、まずは最も重要で苦労する二つの条件について紹介していきます。
直近12ヶ月の総再生時間が4000時間
まず条件の一つ目が、自分の公開した動画全体で、年間4000時間再生されている事。この条件が非常に時間がかかり、難しいポイントになるのですが、なぜ難しいのかをご説明していきましょう。
例えば、10分の動画があるとします。
大体の動画は、序盤の1分で全体の7割の人が離脱してしまい、最高でも3割の人しか10分の動画を最後まで見てくれません。この時の平均再生時間は3.7(10人の人が見てくれたら、3分42秒ぐらい)となります。
この平均再生時間で、総再生時間の4000時間をクリアしようと思ったら、動画1本で6万5000回近い再生回数がないと、条件をクリアできません。では、仮に動画1本ではなく100本だとしたら、1本あたりの再生回数が650回でクリアできる事になりますが、ゼロの状態から動画100本を投稿しようと思ったら、三日に一本の動画をアップする必要があります。
まとめると
- 平均再生時間が3分42秒なら、一つの動画で65,000回再生必要
- 100本の動画があれば、平均して650回再生されればクリア可能
- 一年で100本の動画を公開するには、三日に1本の動画投稿が必要
このような感じになります。
実際はチャンネル登録者数や平均再生時間・ショート動画の存在で、再生時間は大きく変わりますが、通常だと1年でクリアするのは大変である事が分かると思います。
チャンネル登録者が1000人以上
続いて大変なのが、登録者1000人を集めること。
この条件は、上手くトレンドのワードを取り入れる事ができれば、思いのほかすぐに集まるかもしれません。しかし、基本的に作りたてのチャンネルは、視聴者に動画を見つけてもらう難易度が非常に高いため、必然的に登録者を集めるのも難しくなっています。
登録者を集めるための工夫としては、ショートの動画を上げること。ショート動画は1分ほどと時間が短く、さらに関連する動画ごとにタイムラインに並ぶため、動画を見つけて貰う事と視聴して貰う事のハードルが非常に低いです。
その代わりに、ショート動画一本で得られる登録者数は、通常の動画よりも少ないという難点があります。しかし、繰り返し目にするきっかけを作る事ができれば、単純接触効果によるチャンネル登録を狙う事ができます。
クリアしたら、あとはポリシーを遵守するだけ
上記の二つの条件をクリアしたら、あとは手順に従ってポリシーへの同意や、Adsenceアカウントを所有するだけで、次回から収益が発生するようになります。
ポリシーというのも難しいものではなく、反社会的な行為を促進しない事・アダルトなコンテンツを提供しないことなど、至極常識的なルールです。
苦労するのはどっち?
収益化条件のうち、主に二つに苦労する事になると上げましたが、動画のコンテンツによっても苦労する事が変わってきます。なので、その点について少しだけ言及していきますね。
オリジナルなコンテンツなら再生時間
チャンネル登録者数は、基本的に動画投稿主をフォローする事に価値がある場合、比較的増えやすい傾向にあります。
例えば、特定のカテゴリーで情報提供を行う場合などは、「登録しておけば後から知りたい情報が入ってくるかも」という期待から、チャンネル登録者数は比較的増えやすいです。
しかし、先ほども挙げたように再生回数がなかなか確保できないため、必然的に再生時間も条件を満たすために時間がかかる事になります。
切り抜き動画だとチャンネル登録者
最近流行りの切り抜きチャンネルですが、コンテンツとしての面白さは、切り抜く元の動画が保証されているため、再生回数や時間は非常に稼ぎやすいです。
しかし、その代わりに後発の切り抜きチャンネルは、登録者が増えにくい傾向にあります。というのも、動画がオリジナルなコンテンツではなく、元の動画に依存しているためです。切り抜き動画は、「このチャンネルじゃなくても、他の切り抜きチャンネルでも見れるし」という状態に陥りやすく、チャンネル自体のオリジナリティが確保しにくいです。
オリジナリティが確保しにくいという事は、チャンネル登録する理由に欠ける事になります。なので、再生時間は簡単にクリアできるものの、チャンネル登録者は増えにくい傾向にあります。
チャンネル登録者は買っても大丈夫?
収益化を計画的に考える方なら、「最初にチャンネル登録者を買って早く収益化させよう」と考える方もいると思います。
もちろん、原則的に禁止なのは重々承知かと思います。
その上で、チャンネルがBANされる可能性に言及すると、100人程度の購入であればリスクは小さいと言えます。恐らくですが、YouTubeは急激な増加に強く反応すると思われるため、昨日までは1日3人の増加だったのに、今日は急に100人増えたとなると、目をつけられる可能性が高いです。しかし、中には100人を購入した時に、徐々に増えるように調節するところもあるとか。そういったところを利用すれば、まだリスクは低いでしょう。
とはいえ、基本的には禁止なので、実際に行うときは自己責任で。
まとめ
今回は、YouTubeで収益化する条件について紹介していきました。心の奥底で、動画で少しでもお小遣いにできたらと思うことも多いと思いますが、結局は条件の二つが厳しいので、軽い気持ちで考えていたり、今すぐにでもと思われる方には、厳しいかもしれません。
一番重要なのは、継続してチャンネルを運営できる根気強さなので、チャンネル登録者に一喜一憂せずに気長に頑張ってみてください。