SEO対策とは?アクセスを集める為の基本的概念

サイトを運営される方なら、一度は聞いたことのあるSEO対策。Search Engine Optimizationという英語の略称で、効果的に検索上位を取るために、検索エンジンのアルゴリズムに適したサイト設計を行う事を、一般的にSEO対策と表現されます。

しかし、検索エンジンに適したサイト設計とはいっても、具体的にどういった事を指すのでしょうか。今回は、具体的なSEO対策の例から、アルゴリズムの変化の歴史、そしてサイト運営のあるべき姿についてご紹介していきます。

SEO対策とは

Googleがユーザビリティを向上させる目的で作ったもの

SEO対策の中心となるGoogleのアルゴリズムは、元々ユーザーが利用しやすい様に開発したものです。”Googleが掲げる10の真実”というものがありますが、そこでもユーザー第一主義として、ユーザーが利用しやすい検索エンジン・サイトを生み出せば、他のことは後からついてくると表現しています。

では、なぜユーザビリティが重要なのか。Googleにとって大事なのはユーザーであり、使いにくい検索エンジンは利用されなくなってしまうからです。なので、Googleは常にユーザーにとって利用しやすい検索エンジンであるべく、日々アルゴリズムを変化させ、同様にユーザビリティの高さをサイトにも要求しています。そして、それがSEO対策という訳です。

ユーザーの求める情報を提供する

では、具体的にユーザビリティの高いサイトとは、どの様なサイトの事を指すのでしょうか。一つは、検索してヒットしたサイト(もしくは記事)に、ユーザーの求める情報があること。

例えば、健康的な生活に関する記事があるとします。その記事では、「毎日運動して、バランスの良い食事をとりましょう」という内容が書かれているのですが、これはユーザーにとって求める情報でしょうか。当然、当たり前の話すぎて、誰も求めていない情報だと言えるでしょう。

重要なのは、より専門的で具体的な解決法を提案出来ること。運動をしましょうというのは簡単ですが、ではどうしたら気軽に運動ができて、継続出来るか。ユーザーの求める情報としては、ここが重要なのです。

情報を見つけやすくする

続いてユーザビリティの高いサイトのポイントとして、求めている情報がすぐに見つけやすい事が挙げられます。

昔は、ユーザーがサイトに滞在する時間が重要だと言われており、その為に目当ての情報がどこにあるか見つけにくくする、記事の書き方がされていました。しかし、当然ながら情報が得られにくいサイトを、ユーザーは不便に思います。逆に言えば、見出しなどで適切に”ここでは〜について説明しています”と表現する事ができれば、ユーザーは記事全体に目を通す必要がなく、目的の情報をすぐに見つける事が出来ます。これが、情報の取得性の高さです。

同様な理由から、サイトの読み込み速度が遅いと、他のサイトへとユーザーがすぐに別のサイトへ移ってしまうため、読み込み速度が遅いサイトは評価が低くなってしまいます。

アルゴリズム変化の歴史

昔は人の手でサイトを登録していた

今ではクローラーと呼ばれるプログラムが、定期的にウェブを巡回し、新たなサイトや公開された記事を見つけることで、次々と登録されていく仕組みになっています。しかし、このクローラーが行っている作業を、昔は手作業で行われていました。

しかし、Googleがロボット型検索エンジンを開発し、既に登録されているサイトを定期的に巡回し、URLで繋がっているサイトを順番に見ていく仕組みとなりました。

ユーザーの利便性を損なうシステム

その最初のロボット型検索エンジンの頃は、外部リンクやキーワードの多さ、そして先ほども挙げたように滞在時間が重要な評価システムとなっていました。

しかし、当然のことながら外部リンクが重要となれば、多くの人は関係のないところに自分のサイトのURLを貼る様になります。サイト内には全く関係のないキーワードが見えない状態で埋め尽くすことで、上位表示を取ろうとするサイトで溢れました。

それらをなくす為、数年前にGoogleのシステムが大きく変化し、今のユーザビリティに重きを置くシステムとなりました。

最も大事なのはユーザビリティ

SEO対策は、なかなか効果が見えずらく、結果が出るまで非常に時間がかかります。その上で、最も重要なのはユーザビリティを高めること。

Googleのアルゴリズムでは、サイトの運営歴や更新頻度なども重視されます。故に、ドメインを取ったばかりのサイトでは、なかなかアクセスに繋がりにくいです。しかし、ユーザビリティを高めることで、繰り返しアクセスしてくれるユーザーが増えれば、それが結果的にGoogleの評価にも繋がります。

アクセスを集める為の方法には、小手先的なテクニックもたくさんありますが、まずは記事を読んでくださるユーザーの方を第一に考えましょう。

まとめ

SEO対策のことを考えたときに、雑記ブログよりも特化ブログの方が、専門性が高いと評価されて検索にヒットしやすい傾向もあるとか。しかし、先ほども挙げたように、SEO対策の効果が現れるには時間がかかります。

故に、SEO対策のためだけにブログを運営するのではなく、まずは気軽な気持ちで続けていきましょう。すると、反応が取れるキーワードなども次第にわかってきたりするので、”アクセス数”という結果ばかりを見て焦らない様にしましょう。

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