Twitterを運用しユーザーを集めて見込み客にする為に、良いコンテンツのツイートを投稿するのは、当然ながら重要な要素です。では具体的に、良いコンテンツのツイートとはどのようなツイートなのでしょうか。何がユーザーにとって良いコンテンツなのでしょうか。
良いコンテンツのポイントのひとつは、”専門性”です。今回は良いコンテンツを投稿するために専門性のあるツイートをするポイントを、ご紹介していきます。
前提:なぜ専門性の高さ=良いコンテンツなのか
さきほど、良いコンテンツを作るポイントの一つが”専門性”と挙げましたが、なぜ専門性が高いと良いコンテンツと言えるのでしょうか。この理由は簡単な話で、現代のインターネットは調べればどんな情報でも出てくるものの、そのほとんどは表面をさらったような浅い内容だからです。
インターネット上には、どんな情報でも転がっている様に見えますが、実はそうでもなく、大半は物事の表面をさらったような情報しか見つかりません。なぜならインターネットは、”より専門的な事を紹介すれば検索で上位表示される”というシステムに作られていないからです。専門性の高さよりも、”どれだけよく検索されるワードを盛り込んでいるか”という点が、システム的には重視されています(もちろん、実際はもっと複雑ではありますが)。故に、検索によく表示されるサイトは専門性よりも、”いかにシステムに適応するか”という点に力を入れているため、浅い情報しか見つかりません。
そして、浅い情報しか見つからないという事は、ユーザーが問題解決したくても、情報が見つからない(不十分)である事が、よく起きる訳です。そこで、貴社が運用するTwitterアカウントで専門性の高い情報を提供していれば、直接求めていた情報でなくても、ユーザーとしてはリプを送るなどして、求めている情報を得られるきっかけになります。それがひいては見込み客に繋がるため、良いコンテンツといえます。
ポイント1 繰り返し”なぜか”を問い続ける
では、ここから専門性のある投稿をするための説明に入りますが、まずはトヨタの”なぜなぜ分析”というものをご存じでしょうか。これは工場などで問題が発生した時に、一度原因を見つけては、「ではなぜその原因は発生したのか」と5回ほど問いかけることで、根本にある問題を探る手法です。
もし専門性の高い投稿を目指すのであれば、この”なぜなぜ分析”を使いましょう。
例えば、これからダイエットを考えるユーザーに向けて投稿をする時、「ダイエットには運動が効果的です」と伝えるとしましょう。
なぜダイエットには運動が効果的なのでしょうか。
→それは、運動をする事で消費カロリーが増えるから
しかし、多くの方がそのシンプルな方法でも失敗してしまうのは、なぜでしょうか。
→元々運動をする習慣がないから
運動する習慣がないのはなぜでしょうか。
→仕事で忙しく、休日は睡眠に使うから
仕事が忙しいと、運動に時間を使えないのでしょうか。
→時間がなくてもできる運動を提案しましょう
段取りとしては、この様な形になります。上記の例では比較的平凡な結論に収まってしまいましたが、なぜなぜ分析を使うことで、ユーザーが問題を引き起こした原因にせまったり、求められていない情報から修正する事ができます。そして、その情報の深掘りを行うことで、ユーザーが得られなかった専門性の高いコンテンツを提供する事ができます。
ポイント2 主観をできる限り取り除く
ユーザー目線である事
主観を取り除くというのは、二つの意味合いがあります。そのうちの一つが、ユーザー目線である事。情報提供を行うとき、どうしても貴社の提供したい情報を投稿してしまいがちですが、それが必ずしもユーザーの求める情報であるとは限りません。せっかく良い情報を提供しても、それがユーザーの求めるものでなければその情報の価値は0であり、なんのメリットも引き起こしません、故に、専門性のあるコンテンツを考える時、ユーザーがどんな情報を求めているかを踏まえて、先ほどのなぜなぜ分析を行っていきましょう。
データやソースが存在する事
もう一つの意味は、主観だけで語るのではなく、データやソースを表記しながら情報提供を行うという事。主観だけで物を言うことは、誰にでもできる事です。しかし、それでは正しさを押しはかる事ができず、せっかく提供した情報にユーザーは信頼を寄せる事ができません。故に、マーケティングであれば「〜研究所の市場調査において〇〇の様な結果が」と言うように、貴社が提供する情報だけでなく、外部の情報も垣間見せて行くことで、専門性の高いコンテンツとなります。
ポイント3 専門用語を使い過ぎない
最後のポイントは、”専門性のあるコンテンツを作るため”と言うよりも、折角作った専門性のあるコンテンツを、届けたいユーザーに読んでもらう為のポイントです。これも貴社の主観でコンテンツを作る時、専門用語を使った方が説明は明らかに簡単にはなりますが、その用語が専門的であればあるほどユーザーには理解の難しいものとなってしまいます。理解してもらえなければ、情報提供する意味がなくなってしまうので、上限140文字でツイートする際はせめて二単語ほどであれば、可読性を損なう事なく、かつ専門性の高いコンテンツになります。
まとめ
Twitterの場合は文字数制限があるため、専門性を高めながら可読性も同時に求められるため、良いコンテンツを作ろうとすると非常に難しいところがあります。そんな時は、全てを説明する必要はなく、詳細をブログに誘導しても良いですし、スレッド(またはリプ欄)に続けてツイートしても構いません。今回挙げたポイントの中で”ユーザー目線”というものがありましたが、それはエンゲージメント率などを見ながら、どんな内容が求められているのかを探っていきましょう。