ビジネスのためのTwitter活用術3ステップで収益へ繋げる

東急ハンズを始めとして、マーケティングの一部にSNSを活用している企業はたくさんあります。どんな商品を売るのか、どのターゲット層を狙っているのか、そしてアカウントのコンセプトはそれぞれ異なりますが、最終的には企業のブランドとしての価値をあげ、収益につなげる事が目標のはず。

今回は、そんな企業系アカウントにおける目標のために、Twitterを活用する方法を3ステップに沿ってご紹介していきます。

見込みユーザーを集める

まずはTwitterの拡散能力を活用して、見込みユーザーを集めるところから。
東急ハンズやタニタ・タカラトミー・キングジムなど、既に知名度の高い企業系アカウントもいれば、まだまだ成長途中で一般には知られていない企業系アカウントもありますが、どちらも同様にアカウントの存在を知ってもらう必要があります。しかし、Twitterを始めたばかりの最初の頃は、どうやってアカウントを見つけて貰えば良いのでしょうか。認知度が低くフォロワーも少なければ、中々見つけて貰える機会は少ないです。

見込みユーザーを集めるには、まず既存のステイクホルダーにフォローして貰うことから始めましょう。ステイクホルダーとは、日本語で言うと利害関係者と言う意味で、主に取引先や顧客などのことを指します。そして、ステイクホルダーにフォローして貰うと言うのは、取引先や顧客に貴社がTwitterアカウントを運営している事を認知してもらい、フォローして貰うように促すと言う事です。

もしも取引相手から信頼され、有用な情報をツイートすることが出来れば、ステイクホルダーは自然と”いいね”や”リツイート”などの拡散を自然と行ってくれます。そして、ステイクホルダーと繋がっている人がそのツイートを見つけた時、友人から紹介されたお店のように信頼してもらい易くなります。

フォロワーを教育する

ブランド価値を高める

フォロワーを教育すると言うのは、主に二つの意味があります。一つはアカウントのブランド価値を高めること。”月収〇〇万円””カリスマ〇〇”などの言葉でブランド価値をアピールするアカウントはよく見かけますが、SNSが普及して情報量の多い現代ではそんな言葉に価値はなく、ユーザーは自分でアカウントの有用性や専門性を感じ取ろうとしています。故に、ターゲットとするフォロワーにとって新発見となる有用な情報を提供することで、アカウントのブランド価値を高めます。

フォロワーに知識を付けてもらう

例えば、多くの人は法律に関してほとんど正しい知識を持たないでしょう。故に、自称弁護士が適当な事を言っても、それが正しいのか謝っているのか、判断することができません。他にも、医療知識に疎い人は、知識がない故にその症状の危険さを認知することがなく、病院にも行こうと考えません。

ここで言いたいのは、正しい知識をフォロワーに提供することで、”なぜ専門家に頼むべきなのか” ”どの専門家に頼むべきなのか”を判断できる様にするという事です。危険性が伝わらなければ、病院に行こうとしません。なので、正しい知識を提供する事で、病院に行くべきなのか又は必要ないのか。そして、行くべき病院の判断基準を教えることで、適切な診断を受けられる様にする。

自社の利益を優先した情報提供を行わない

ただ、この知識をつけてもらうという点で注意して欲しいのは、貴社の利益のために偏った知識を提供しない事。例えば、現在推奨されているコロナのワクチン接種ですが、重症化を予防できるというメリットだけ伝え、意図的に副反応の存在を伝えないと、ワクチン接種は人々のために行うのではなく、国家のメリットを優先させたいが為の情報提供に感じられ、信頼を失ってしまいます。

貴社のメリットの為ではなく、例え貴社の利益にならなくてもフォロワーの利益の為に、情報提供をする。そういった姿勢を見せることで、巡り巡って貴社の信頼が積み重なっていきます。

LPやHPへ誘導する

ここまで見込みユーザーを集め、フォロワーに知識を提供してきました。そして、その先に初めてフォロワーをLPやHPに誘導して顧客とする事ができます。

前ステップである集客・教育の時点では、商品の販促やセールスなどは行いません。なぜなら、そういった雰囲気を敏感に感じ取ったユーザーやフォロワーが、貴社のアカウントから離れてしまう為です。最近のSNSではDMなどによる強引なセールスも珍しくありません。それを嫌がる人も多いため、少しでもビジネス臭を感じるアカウントから距離を置く傾向があります。

企業は集客のためにSNSを運用する訳ですが、それはあくまで企業の都合であり、ユーザーには関係のない話です。そして、SNSは企業ではなくユーザーが中心のメディアです。なので、押し売りの様に”HPへ誘導しよう””商品を紹介しよう”とするのではなく、あくまでフォロワー第一で役に立つ情報を提供してから、信頼を築き貴社に興味を持ってくれる様になるまで、辛抱強く待ちましょう。

まとめ

Twitterを運用する企業として、キングジムさんや東急ハンズさんが運用に関する書籍を出版されています。その書籍の中でやはり触れられている内容として、”利益に繋がらなければSNS運用の意味がない”というテーマがあります。やはりマーケティングのためのツールとしてみている方も、多かれ少なかれ存在し、”この商品紹介してよ”という話がくるのも多いんだとか。しかし、この二つの企業のアカウントがフォロワーとの交流で盛んなのは、利益を優先して商品の紹介ばかりを行わないからです。

直接・すぐに利益に繋がらないとしても、フォロワー第一に考えて運用していけば、それが巡り巡って結果となってきます。なので、どんなユーザーがどんな情報を求めているのか。それを中心に考えながら、SNSを運用していきましょう。

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