LINEマーケティングとは?活用する3つのポイント

SNSの中でも、最も我々の身近に存在するのが、LINEではないでしょうか。利用者の割合は、日本人口のうち約9割近い人が使っているのだとか。そんなLINEをマーケティングに活用するのは、必然であるようにも思えます。

しかし、LINEを活用したマーケティングとは、一体どのような方法なのでしょうか。どんな風に活用するのが、最も効果的なのでしょうか。今回は、LINEを使ったマーケティングのポイントについて、ご紹介していきます。

前提:LINEマーケティングはどんなビジネスにも使える!

LINEマーケティングを活用すると考えた時、ネットビジネスが中心に思われがちですが、ユーザー層の幅が広いため、年齢や趣味・地域に囚われず、どんなビジネスにも活用することができます。

LINEを活用したマーケティングの手段としては、LINE公式アカウントやLINE広告・LINEチラシなど様々です。ただ、この中でLINE広告とLINEチラシは、配信するために多額の費用が発生してしまうのが難点。広告を配信する時、Google広告と同じようにオークション方式を取り入れており、他社と広告を配信するターゲットが被るほど、必要な費用は高くなってしまいます。高いと、十数万は最低でも必要になってくるのだとか。そうなると、多くの方にとってはあまり現実的ではありません。なので、ここでは無料のプランも用意されている、LINE公式アカウントを中心にポイントをご紹介していきます。

1.顧客リストの取得

まず一番ポイントなのは、顧客リストの取得です。リストの取得とは、文字の通り貴社の中で、登録してくれたユーザーの一覧が制作されるという事。以前までは、メールアドレスを登録してもらうことで、それをリストとして蓄えていました。しかし、SNSが発達した今、メールよりもLINEの方が身近であるため、LINE公式アカウントを登録してもらうことで、LINEを活用したリストどりに変化してきました。

顧客リストを取得するメリットは、新商品や紹介したいサービスなどができた時に、リストにあるユーザーに向けて情報を発信できる事にあります。ただのSNSマーケティングでは、ユーザーの方から情報を探して見つけてもらうしかなかったのが、リスト取りをすることで貴社から積極的に情報をユーザーへダイレクトに届けることができるのです。

ただし、デメリットとしては、使用している公式アカウントが消えてしまった場合、それまでに得たユーザーのリストも失われてしまうという点です。メールアドレスを使ったリスト取りであれば、仮にアカウントが消えてもリストのデータは残っているため、損失はあまりありませんでした。しかし、LINEユーザーのリストはLINEのサーバーにあるため、仮にアカウントが消えてしまったら、復元することができません。特に、無料プランを活用してリスト取りをすると、LINEの都合で簡単にアカウントが消えてしまう可能性もあるので、追加でメールアドレスを聞くなど、注意が必要です。

2.ユーザーの教育

続いて、LINEマーケティングでよく活用されるのが、ユーザーの教育というもの。LINE公式アカウントに登録してくれたユーザーというのは、大半が「貴社に興味はあるものの、お金を払うほどでもない」「プレゼントのために登録した」など、商品を購入してくれるような見込み客ではありません。そこで、集めたユーザーに情報発信することで、貴社を信頼してもらったり、商品により深い魅力を感じてもらえるように、教育する事になります。

もし、ユーザーが十分な知識を持たない場合、どれだけ貴社や貴社の商品に魅力があろうとも、それを理解したり判断する材料を持ち合わせていない事になります。どんなに高級な人参であっても、敏感な舌を持っていなければ、1本50円の人参との違いが分かりません。なので、良し悪しを判断する材料を、ユーザーに提供するのです。

3.定期的に思い出してもらえる

そして3つめのポイントですが、定期的に情報発信することで、登録してくれたユーザーに、貴社の存在を思い出してもらう事です。

例えばユーザーが買い物をする時、常にエヴォークトセットというものを持ち合わせています。エヴォークトセットとは、「もしアイスを買うなら、チョコモナカジャンボか雪見だいふく」と言うように、ユーザーが持ち合わせるカタログのことを意味します。そして、貴社の商品がユーザーのエヴォークトセットに入らなければ、購入されることは必ずありません。(ネットショッピングで、商品一覧に貴社の商品が表示されない事を想像してもらえれば、分かりやすいかもしれません。)

そして、このユーザーが持つエヴォークトセットに貴社の商品が抜け落ちてしまう理由は、純粋に欲しくないからかもしれませんし、もしかしたら存在を忘れてるからかもしれません。昨今は新しい商品が次々と登場する時代。「そう言えば昔好きだったけど、最近食べてないよな」と言うお菓子の存在に、身に覚えがあるのではないでしょうか。貴社の商品が好きでないのならいざ知らず、”忘れてるから買われない”と言うのは非常に勿体無い。と言うことで、LINE公式アカウントを使って定期的に情報発信することで、ユーザーに貴社の商品を思い出してもらい、エヴォークトセットに入れてもらうのです。

まとめ

LINE公式アカウントをマーケティングに取り入れるのは、今や比較的メジャーな方法であると言えるでしょう。街中の飲食店では、定期的にクーポンを発信することで、週中のお客さんが少ない日にもお客さんを呼び込もうとしています。ただ、ポイント1の時にも触れたように注意が必要なのが、少なからず他社のサービスに依存する事になるので、集めたリストが一瞬にして消えてしまうリスクがついて回ると言うこと。特に利用するプランによっても影響を受けるので、最初は無料で初めて、効果を実感してきたら有料プランに乗り換えてみましょう。公式アカウントの有料プランでも、LINE広告よりはお手軽に運営できると思いますよ。

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