最近流行りの【TikTok】と【YouTube】の3つの違い

同じ動画投稿プラットフォームである、TikTokとYouTube。一見して似たように思える二つですが、実は大きな違いがあります。そしてその特徴を押さえていないと、「YouTubeでは伸びているのに、TikTokではあんまり流行らない」などといった壁にぶつかってしまいます。なぜこんなことが起きるのでしょうか。

今回は、TikTokとYouTubeの違いに触れながら、どのように動画投稿の仕方をしていくべきか紹介していきます。

動画時間の違い

最長でも3分のTikTok

まず大きな違いとして、皆さんもよくご存知なのが、動画時間の違い。TikTokでは十数秒から最長3分と、比較的短い動画を投稿します。対して、YouTubeは基本が10分、長ければ数時間のものもあります。

そして、YouTubeにはサムネイルが動画の内容を表現し、見られるかどうかのポイントになります。対して、TikTokはサムネイルがない為、動画最初の1秒がサムネイルに変わり、ユーザーに動画の内容を伝えるポイントになります。

テンポよく興味を惹かせる

YouTubeで上手くいっているのに、TikTokではあまり伸びない投稿になってしまう。そのポイントは、動画のテンポと最初の1秒にあります。先ほども挙げたように、TikTokにおける動画の最初1秒は、サムネイルの代わりになります。故に、最初の1秒をYouTubeと同じように自己紹介してしまうと、ただでさえ短い動画時間で情報量が限られるのに、魅力の伝わらない導入に。そうなれば、すぐにユーザーは次の動画へ移ってしまいます。なので、短い時間の中で起承転結をつけながら、テンポの良い動画にし、飽きさせない工夫が必要となってきます。

動画の拡散の仕組み

必ず一定数再生されるTikTok

TikTokの特徴であり、魅力の一つでもあるのが、動画を投稿すると必ず一定回数再生されること。TikTokのユーザーは投稿者ごとに動画を見ていくというよりも、タイムラインにおすすめが表示され、その中から順番にスクロールし、興味があるものから見ていく、というシステムになっています。故に、投稿したばかりの動画は、どれだけそのアカウントにフォロワーが少なくても一定回数再生され、そこで反応が良ければよりおすすめに表示される様になっているのです。

登録者が中心のYouTube

対して、YouTubeでは再生回数の基本が登録者になります。登録者数が多ければ、それだけ投稿した動画の再生回数が伸びます。しかし、裏を返せば登録者が少ない間は、動画を投稿しても再生回数が0回なんてのが頻繁に起きる事になります。動画を再生してもらわないと登録者は伸びないのに、なかなか見つけてもらえない。それがTikTokとYouTubeの大きな違いになります。

ただ、最近流行りの切り抜き動画など、カテゴリーによっては特定のキーワードによって検索されることが多く、登録者が少なくても再生回数が多いという場合もあります。また、おすすめや関連動画などもありますが、やはり再生回数や登録者数が少ないと中々表示されないため、やはり投稿したばかりの動画の見られやすさは、TikTokの方が優れているといえます。

蓄積されるかどうか

過去の動画も再生されるYouTube

YouTubeに投稿される動画は蓄積型で、基本的には投稿すればするほど、ブログの様にチャンネルの資産となっていきます。故に、投稿したばかりの動画は、”一日二日たったら再生回数が伸びない”という訳ではなく、時間が経った動画も平均的に再生されていきます。また、再生リストでシリーズなどを作っておけば、新たに登録したユーザーが過去の動画をまとめて見るきっかけになります。

瞬間の拡散力が重要なTikTok

過去の動画も再生されるYouTubeに対して、投稿された瞬間が最も再生されるのがTikTok。動画を投稿する度に、必ず一定回数再生される可能性がありますが、その代わりに過去の動画へ遡って再生される場合は少ないです。それも、ユーザーが登録したチャンネルを中心に動画を見るのではなく、タイムラインに表示されるおすすめ動画を中心に見るシステムに由来します。

この事から、お役立ち情報など長期的に見てもらいたい動画を投稿するなら、TikTokよりもYouTubeの方が向いているといえます。

まとめ

同じ動画投稿プラットフォームとして、YouTubeとTikTokを同じ様なものとして見てしまいがちですが、上記のようにシステム的な違いから、ユーザーの行動としても大きな違いがあります。そして、TikTokはフォロワーが少ない状態でも再生される一方、動画が蓄積されず毎回勝負になります。それに対して、YouTubeは登録者が少ないと再生されない一方、投稿した過去の動画も再生されやすいという性質があります。YouTubeとTikTokは目的や置かれている状態に合わせて、活用の仕方を考えて見ましょう。

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