写真は、文字に比べてひと目で得られる情報が多い。そして、その写真を中心としたSNSとして発展したのがインスタグラムです。最近ではインスタグラムでインフルエンサーとして活動し、企業から依頼を受けて商品を紹介する人も増えてきました。
インスタグラムは、ユーザーに視覚的に情報を届けやすい為、商品販促の場所として非常に優れているといえます。しかし、ただ目に止まっても、購入までたどり着いてくれなければ、一円の利益にもなりません。
今回は、どのようにしてインスタグラムで商品を売ればよいのか。そのコツを3つ紹介していきます。
1,フォロワーの欲求を明確にする
フォロワーはどんな悩みを抱えているか?
商品を売りたいのであれば、まずはターゲットがどんな悩みを抱えているか考えよう。
例えば最近のダイエット業界では、オートファジーという健康法が注目されています。
これは、1日に16時間食事をしない時間(昼は1時、夜は21時に食事をするなど)を設けることで、新しい細胞が古い細胞を食べ始めて体の老廃物が減り、最終的には体重が落ちるというもの。しかし、朝ごはんを食べられない事になり、空腹によりイライラしてしまうという悩みを持った人が多いんです
そこで、オートファジーの活動を阻害する事なく食べれるものがあったらどうでしょうか?
とある「ヨーグルトメーカー」を扱う会社では、「オートファジーダイエットの一環」としてプレーンヨーグルトを訴求し、売上を大きくあげています。
ヨーグルトメーカーを単なる「ヨーグルトを家で作れる機械」として販売するのではなく、今「流行っているダイエット法にも相性ぴったりの機械」として、フォロワーの悩み(朝ごはんが食べられない)と望み(オートファジーは続けたい)にどう応えられるのかを考えることが、ヒットの要因となりました。
フォロワーの悩みが発生する”きっかけ”を理解する
悩みというのは、ある日突然現れる訳ではありません。
ほとんどの悩みは元々存在していますが、何かしらのきっかけで、悩みに気づく時が訪れます。
そしてその悩みに気づく具体的な状況(ストーリー)を、理解することで訴求すべきポイントは明確化されます。
フォロワーが悩みに気づくキッカケとなる物語をストーリーズなどで再現し、「あ、自分には悩みがあるんだ」という自覚を持たせることが出来れば、ターゲットはその自覚した悩みを解決したい欲求に迫られます。
もし、そのキッカケが起こる状況を的確に把握せずにPR投稿やストーリーズを作っても全く売れないものになってしまう危険性があるのです。
フォロワーの状況を理解し、的確に訴求しなければ、どんなに優れた商品だとしてもターゲットにその価値は伝わらず、売上も上がりません。
以上の理由から、ストーリーを語った上で商品を訴求することが売上を上げるために重要なポイントとなります。
2,その商品によって手に入る”明るい未来”を見せる
その商品によって、どう悩みが解消されるのか
商品の購入を検討する際、最も怪しく見えるのが“簡単に痩せられます!”とだけ表現していて、では“なぜ簡単に痩せられるのか”を説明していないもの。
先ほども軽く触れたように、インスタでの商品販売は、フォロワーからの「信頼」が最も重要となります。そして、フォロワーも「誰の情報が一番信頼できるのか?」を常に探っています。
では、フォロワーにとって「信頼できる情報」とはいったいどんな物なのか?
信頼を得るのに最も効果的なのは、やはり、客観的な数値などのデータを示したり、実際に自分が商品を使った写真を用意することです。
特にインスタは写真が中心となるので、実際に自分が使ってみた写真を撮るのが最も手軽な方法として良く使われています。
商品を使用し、ビフォーアフターなど一目で分かりやすい見せ方をすることで、フォロワーはその商品が信用に足るか判断する事ができ、メリットが理解されれば購買に繋がる訳です。
悩みが解消された先にどんな未来があるのか
フォロワーは商品を買っている訳ではなく、「商品を買うことで得られる未来」にお金を払っています。
良く例えられるのは「ドリルを売るなら、穴を売れ」という考え方ですね。ホームセンターにドリルを買いに来ているお客さんは、ドリルを注文する訳ですが、実際は「穴さえ開けば何でも良い」のです。ドリルでなくてもです。
この様に、”その商品を使うことでどんな未来が欲しいのか?”という観点で顧客理解をすることで、お客様が本当に欲しいものが分かり、訴求の仕方も変わる→売り上げに繋がるということです。
3,画像にタイトルを入れる
“インスタ映え“の時代は終わった
インスタグラムが流行り始めた頃は、いわゆる”インスタ映え”といって、「魅力的な画像のみ」の投稿が重宝されました。
しかし、最近は文字入りの投稿が伸びる傾向にあります。なので、極論、写真の綺麗さ・加工によってフォロワーを惹きつける必要はないのです。
サムネが最重要
インスタでは投稿やストーリーズなど様々な所で”文字入れ”が行われていますが、中でも重要なのは、サムネイル(以下、「サムネ」という)です。
サムネはその投稿がリーチしたときに、一番最初に目に触れる所であり、サムネの良し悪しが、投稿の中身を見るか見ないかを判断する9割以上を占めると言っても過言ではありません。
なので、基本的に「伸びている投稿はサムネが良い」という前提で他のアカウントのサムネを参考にして、作り方を取り入れてみてください。
最近ではCanvaやPhontoなど、スマホだけで簡単に文字を自由に入れられる無料アプリも増えて来たので、ダウンロードして、文字入れサムネに挑戦して見てください。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回はインスタグラムで商品を売る3つのコツについて紹介させていただきました。
1、フォロワーの「悩み」を明確にする
2、その商品によって得られる「明るい未来」を見せる
3、画像に”文字入れ”する
ぜひこれらのコツを取り入れて、よりインスタグラムがあなたのビジネスに役立つものになりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。