アフィリエイトマーケティングとは?メリットやデメリット・費用など

様々なマーケティングの手段が存在する現代において、比較的手軽に導入しやすいのがアフィリエイトマーケティングでしょう。しかし、その肝心のアフィリエイトマーケティングとは、どういったものを指すのでしょうか。

今回はアフィリエイトマーケティングの特徴から、メリットやデメリットについてご紹介していきます。

アフィリエイトマーケティングについて

そもそもアフィリエイトとは?

アフィリエイトとは、一定数以上のフォロワーを持っているインフルエンサーやブロガーに、商品を紹介してもらう代わりに手数料を払うビジネスモデルのこと。企業は直接インフルエンサーに交渉を持ちかけて、紹介してもらうことも可能ですし、ASPと呼ばれるサイトに登録する事で、紹介してくれる人を探す事ができます。

紹介する人はSNSだったり、YouTubeやブログだったりと紹介する方法は様々ですが、一般的にはそのインフルエンサーの紹介経由で購入された商品に対して、数%〜50%ほどの手数料を支払う成果報酬方が多いです。

メリット:自社に顧客リストがなくても広く宣伝できる

アフィリエイトマーケティングの大きなメリットは、自社で顧客リストを持たなくても、インフルエンサーが持っている顧客リストを活用できる点にあります。

多くの企業はメルマガや公式ラインの登録を促しますが、それは顧客リストを取得し、新たな製品を販売する時に紹介するためですよね。しかし、自社で持っている顧客リストが古いものだったり、新商品のターゲットと一致していない・得られる反応が少ないなど、持っている顧客リストが機能しない事も多いです。

そんな時に、多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーに新商品の紹介をお願いする事ができれば、適したターゲットに商品を紹介する事ができます。

なぜアフィリエイトマーケティングが有効なのか

UGCがポイント

商品をインターネット上で販促する時、重要なポイントとなるUGCという言葉があります。これは、いわゆる口コミ・レビューのような、企業ではなく一般のユーザーによる投稿のことを意味します。そして、消費者がネット上で商品の購入を検討する時に、このUGCというものが重要になるのです。

例えば、行きたいお店を探す時や化粧品を購入する時、大なり小なり口コミや商品レビューを見る事が多いと思います。これは消費者が、企業から提供される情報には、虚偽や誇張が存在すると疑っており、実際に購入した消費者の感想を重要視しているからです。

企業から提供される情報だけでは、新規の顧客は購入してくれません。そこで、企業ではなく一般の消費者に近いインフルエンサーが、その商品の感想を交えながら紹介してくれる事で、それがUGCとなり信用して購入されるきっかけになるのです。

コンテンツ作成の手間が減る

自社で広告を打つ時には、大なり小なり手間がかかります。しかし、アフィリエイトマーケティングでは、基本的に紹介の方法やコンテンツの作成は相手に任せる事ができます。故に、そのクオリティはインフルエンサーに依存しますが、コンテンツ作成の手間を減らす事ができるため、時間や作業的にも負担が小さいと言えます。

アクセスを集めやすい

また、自社のオンラインショップで販売する時、基本的には貴社を認知してサイトに訪れてくれる人のみが、購入される可能性の最大値になります。しかし、アフィリエイトマーケティングであれば、インフルエンサーが商品を紹介してサイトに誘導してくれるため、アクセスの増加を狙う事ができます。

アクセスの増加が狙えれば、例え紹介してもらっている商品は購入されなくても、他の商品も同時に見てもらうきっかけになります。

アフィリエイトマーケティングのデメリットは?

基本的にアフィリエイトマーケティングには、大きなデメリットはありません。冒頭でも紹介したように、基本は成果報酬型が多いため、”費用を出したのに効果がない”という事態にも陥りにくいです。

ただし、強いて問題点を挙げるなら、紹介してもらうインフルエンサーにとって良い商品と思ってもらえなかった場合に、依頼を断られるか、最悪の場合「この商品はやめておいた方がいいです」と酷評されるきっかけになります。とはいえ、良い商品を作るのが大前提であるため、よっぽどの事がない限りはそうなり得ないでしょう。

また、成果報酬で売り上げの一部を報酬として渡すことになるため、通常の広告では掲載期間が過ぎれば料金を払うことはありませんが、アフィリエイトマーケティングでは継続して支払うことになるのが、若干の欠点ではあります。

アフィリエイトマーケティングの相場は?

さて、ここまでアフィリエイトマーケティングの特徴やメリット・デメリットについてご紹介してきましたが、気になるのはその相場ですよね。

インフルエンサーと直接交渉する際は、相手によっても大きく変わってくるため一概に金額は表せませんが、アフィリエイトマーケティングでは一般的なASPでの価格を参考にすると、

・コスメ関係 5%〜10%

・食品関係 5%〜10%

・サブスク系 1000円〜2000円

・情報商材 10%〜50%

原材料のかかる商品単品だと10%以下の場合が多く、逆に無形の商品だと50%近くまで増えることも多いです。また、サブスクの場合も初回登録時や初回購入時の場合も多いです。

大事なのはまず商品の魅力を理解してもらうこと

アフィリエイトマーケティングを導入する時は、依頼するインフルエンサーには是非一度商品を体験してもらう事をお勧めします。その方が、インフルエンサーとしても依頼を引き受けてもらえる可能性が上がり、紹介する時にも魅力を伝えてもらえやすいからです。

インフルエンサーによっては、単価が高いから紹介する人もいれば、良い商品だけ紹介したい人もいます。そして、できれば後者の方に紹介して頂きたいものですが、そこで率先して商品を提供することで、インフルエンサーは自分でお金を出す必要もなくなり、貴社に好感がもてます。さらに、貴社の商品が本当に良い商品であれば、体験してもらうことでより商品の良さを、情報ではなく実感で理解してもらえます。

貴社の姿勢や、情報ではなく商品を体験した実感が、インフルエンサーにとっても良い紹介へと繋がります。

まとめ

アフィリエイトマーケティングには、他の広告よりも低リスクで手間もかからないなどの利点があります。ただし、その代わりに報酬の支払いが一回きりではないため、その点はデメリットであるとも言えます。

とはいえ、自社で顧客リストを持たなくて良いなどの、様々な特徴があり、特にまだ名前の売れていない企業にとっては、最も魅力的なマーケティング方法だと言えるでしょう。

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