WEBライティングのポイントは、記事の冒頭に読者が求める情報を提供することが重要と言われています。なぜなら現代はインターネット上にありとあらゆる情報が溢れているので、ユーザーは最初の数行で「その記事が読むに値するかどうか」を判断するからです。
今回は、WEBライティングをこれから始める方に向けて、「PREP法」というについてご紹介していきます。
PREP法とは？
Point（結論）・Reason（理由）・Explain（説明）・Point（まとめ）
記事を書く時、先に結論と理由を持ってくることで、ユーザーにとって情報が取得しやすく、さらに記事全体がわかりやすくなるのが、この文章構成の特徴です。
Point（結論）
文章を組み立てるときに、まずは結論となる伝えたい部分「あなたがダイエットに失敗する理由、それは〇〇が原因です」を伝えます。冒頭に結論を持ってくることで、ユーザーが情報を探す手間が省け、何について伝えたいのかが分かります。
Reason（理由）
続いて、結論の理由を述べます。「なぜなら、〇〇には糖質の吸収を促進する効果があるからです」出来るだけ簡潔に、その主となる理由を分かりやすくまとめます。そうすることで、続く説明の文章がユーザーに理解されやすくなります。
Explain（説明）
簡潔に理由を述べたら、データやソースなどを提示しながら、その詳細な説明を述べます。PREP法という文章構成について考える上で、Explainには特に特別な意味合いはありませんが、大まかに3つにポイントを分けて説明すると、頭の中に記憶されやすく、分かりやすくなるでしょう。
Point（まとめ）
最後に、全体のまとめを述べます。人間の心理学としてピークエンドの法則もあるように、物事の最後というのは人の記憶に残りやすいです。前程であるExplainで詳しい説明を行えば行うほど、ユーザーの頭の中で「結局何だったっけ？」という事態に陥りやすいため、結論とその理由を改めて振り返るといいでしょう。
1. 必要な情報をユーザーが取得しやすくする
続いて、なぜPREP法が必要なのかという説明に移りますが、一つ目は「ユーザーが情報を取得しやすくなる為」です。
知りたい事をGoogleで検索する時、ユーザーは隙間時間にスマホ片手に調べることが多いです。そして、そう言った時は往々にして、じっくり細かな事を知りたい訳ではなく、ささっと知りたい事だけ調べたいのが、大体のユーザーです。そこで、PREP法にのっとって記事を書くことで、ユーザーの知りたい情報が見つけやすく、Googleの評価が上がりやすいのです。
一昔前のGoogleの評価のシステムでは、その記事にユーザーがどれだけ留まっているか（滞在時間）が評価に影響すると言われていたため、ユーザーの知りたい情報を隠す（見つけにくくする）のが正しいと言われていました。そうすると、ユーザーが知りたい情報を探すために、滞在時間が長くなるからです。しかし、今ではGoogleの評価のシステムは変わり、滞在時間よりも、どれだけユーザーの問題解決に貢献しているかが大事になってきました。故に、PREP法を用いてユーザーの欲しい情報を見つけやすくする事が、Googleにおけるブログ・WEBの評価が上がりやすいのです。
また、ユーザーはすぐに欲しい情報が見つからないと、簡単に別のサイトへ移ってしまうというデータもあります。なのでその点においても、PREP法を用いることが重要だといえます。
2. 文章を理解しやすくする
PREP法を用いる二つ目の理由は、文章を理解しやすくなるため、ユーザーにとって分かりやすい記事になるためです。
仮に同じ情報を提供するにしても
「ダイエットが失敗する理由、それは〇〇が原因です。なぜなら、〇〇には糖質の吸収を促進する性質があるためです」
という様に、結論と理由を先に述べるのに対して
「太るというのは、脂肪細胞が栄養を蓄えるために起きます。そしてリバウンドは、一度蓄えた栄養が急激に減ることで、飢餓感を感じた脂肪細胞が焦って脂肪を溜めようとすることで起きます」
このように物事をより詳細に説明しようとすると、どうしても専門用語が出てきてしまいますが、そうなるとユーザーにとっては分かりにくくなってしまいます。また、続きの内容が想像できないため、それは良いのか又は悪いのか、捉え方が分からなくなってしまいます。故に、先に結論と理由を述べることで、続きの文章を理解しやすい、読みやすい文章になります。
3. 結果としてGoogleにおける記事の評価が上がりやすい
3つめの理由として、PREP法はユーザーの問題解決に役立ちやすい文章構成であり、結果的にはGoogleにおける記事の評価が上がりやすくなります。
評価の方法の一つとして、ユーザーが検索行動を行った時に、貴社のサイトへ訪れてから他のサイトに行くことなく、ブラウザを閉じると評価が上がりやすいと言われています。なぜかというと、貴社のサイトで欲しい情報を見つけられたから、ユーザーは他のサイトへ移らずにブラウザを閉じたと、Googleは判断しているからです。
記事の分かりやすさは、単にユーザーのためだけではなく、Googleの評価にもつながってくるため、非常に重要なポイントになります。
まとめ
今回ご紹介したPREP法は、先に結論を持ってくることで、検索したユーザーの知りたい事を見つけやすくし、文章全体を理解しやすくするための文章構成でした。文章構成には、他にもSDS法やPASONAの法則など様々ですが、PREP法はどの状況においても分かりやすい記事をかける文章構成になります。なので、もし「上手く記事がまとまらない」という時には、積極的に取り入れてみましょう。
