【リスティング広告】仕組みやそのメリット・デメリットを5分で解説

インターネットを利用した広告といえば、まず最初に名前が上がりやすいのがリスティング広告。YahooやGoogleで良く目にするタイプの広告ですが、これは具体的にどのような広告になるのでしょうか。また、このリスティング広告はどの様な特徴を持っているのでしょうか。

今回は、リスティング広告の仕組みや特徴についてご紹介して行きます。

リスティング広告とは?

まずそもそも「リスティング広告とは何?」というお話ですが、Googleを使って検索をした時、検索結果のページに並んでいるタイトルの中で、小さくAdと書かれているものがあります。これらがリスティング広告で、大体は検索結果ページの一番上と一番下に並んでいます。

出来る事

このリスティング広告で出来る事ですが

  • 月や一日の予算の設定
  • どんなキーワードで検索したユーザーに届けたいか
  • ユーザーが住んでいる地域
  • 表示される広告文

これらの様な事ができます。特定のキーワードを検索した相手にのみ広告を届けられるので、相手のペルソナに合わせた広告文を考える事ができます。

料金のシステム

リスティング広告は、広告がユーザーに表示された回数では費用が発生せず、クリックされた時にのみ費用が発生します。なので、クリック一回あたりの単価*回数が費用となります。

クリックされた時の単価は、オークション方式で競争相手の多さで決まります。なので、良く検索されるワードは広告も表示されやすくなりますが、その分他の企業も狙っているので単価は高くなります。

このクリック単価を踏まえた上で、月にいくらまで広告費用をかけられるのか設定できるため、予想以上に法外な費用の請求がされる事はありません。

リスティング広告の特徴

中小企業をはじめとして、多くの方が利用しやすいリスティング広告ですが、これにはどの様な特徴があるのでしょうか。今回は、特徴をメリット・デメリットに分けて2つづつご紹介して行きます。

メリット

1.費用が安い

メリットの一つ目は、なんといっても費用が安い所。

TVCMでは数十万する事もザラにありますが、リスティング広告を活用すれば月数万程度で広告を出す事が可能になります。また、TVCMは放送されても視聴されているかどうか分からず、効果が測りにくい欠点がありますが、リスティング広告であればクリックされた回数が費用になるため、確実に費用と効果がイコールとなっている所も、大きな特徴の一つです。

2.狙ったターゲットにアプローチできる

メリットの二つ目は、特定の相手に限定して広告を表示することから、狙った相手にアプローチしやすい事もポイントです。

TVCMはテレビに映されるだけなので、アプローチしたい相手が広告を見ている事もあれば、全然見てくれてい無い事もあり得ます。それに対して、リスティング広告は特定のキーワードで検索した相手に表示される関係から、相手の顕在意識に訴えかけやすい点が、広告としても大きな特徴です。

デメリット

1.潜在意識に訴えかけにくい

続いてデメリットの一つ目ですが、顕在意識に訴えかけやすい代わりに、潜在意識には訴えかけにくい事が挙げられます。

潜在意識とは、自分でも自覚していなかった欲求や意識のことで、相手がアクションを起こさなくても広告を見てもらえるTVCMや電車内の広告は、潜在意識に訴えかけやすい広告です。対して、リスティング広告は「検索する」というアクションを行った相手にしか、広告を見てもらう事ができません。なので、顕在意識には訴えかけやすいのですが、潜在意識には訴えかけにくいのです。

その上で、人の意識は顕在意識よりも潜在意識の方が割合が大きいため、費用が安い代わりに訴求力が弱い事が挙げられます。

2.クリックされ辛くなっている

また、最近ではネット上の至る所で広告を見る様になった事から、ユーザーが広告を敏感に避ける様な時代になってきました。それ故に、リスティング広告をせっかく出しても、なかなかクリックされ辛くなっている事が挙げられます。

クリックされなければ費用は発生しないので、問題ないといえばその通りなのですが、企業としては多少費用が発生しても良いから、少しでも効果を出して売り上げを伸ばす事に貢献したいはず。そう考えると、いささか訴求力の低いリスティング広告は、時代の流れ的に下り坂な印象があります。

まとめ

今回はリスティング広告について、ご紹介して行きました。ネット上で広告を出そうと思ったら、SNSアカウントを運営して広告を流したりする事もできます。しかし、いずれにしても低価格であるのは大きなメリットであるものの、ただ広告を出すだけでは効果が出にくくなっているのが現状です。なので重要なのは、いかに潜在意識に訴えかけれる広告を出せるかであると言えます。

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