Facebookマーケティングとは?結果を出すための3つのポイント

通常匿名性の高いSNSに対して、逆に個人情報を開示して利用するのが前提となっているのが、Facebook。その関係から、Facebook内の広告を利用する時、地域や年齢・性別など細かく設定でき、マーケティングには非常に心強いSNSとなっています。しかし、だからと言って、ただFacebookのアカウントを作り、運営を始めるだけで上手く行くわけではありません。なので今回は、アカウント運営という点から、どのようにFacebookマーケティングを行うべきかについて、ご紹介していきます。

そもそもFacebookマーケティングとは何か

Facebookマーケティングとは、Facebookでコンテンツを投稿したりユーザーと交流する事で、ターゲット顧客の集客やブランドの強化を目指すことです。どうしてもSNS運用というと、まずフォロワーを集めることに目が行ってしまいがちですが、そこは最も重要な目的ではありません。定めた目標を達成する事が重要であり、そこへ結果的に付随してくるのがフォロワーなだけなのです。

ポイント1 ステークホルダーとつながる

Facebookマーケティングを行う時、まずするべきはステークホルダー(=ビジネスにおける関係者)にアカウントを知ってもらい、繋がる事です。

アカウントを始めた時、どうしても最初は新規のユーザーを集める事に目が向いてしまいがち。しかし、アカウントを成長させるには時間と労力が必要で、特に初期はアカウントを認知してもらう事自体が難しいです。故に、まずは最初にステークホルダーと繋がります。

ステークホルダーとは、例えば取引相手や顧客のことを指します。そして、ステークホルダーとつながるというのは、Facebookアカウントを作ったことを、取引相手や顧客に告知し、フォローしてもらえないか促すことを意味します。

理由1 一定数のフォロワーがいないとフォローされにくい

理由としては2点あり、一つは一定数のフォロワーがいないと、ユーザーにとって権威性を感じづらく、なかなかフォローして貰えない事。貴社にとってはフォロワー数がKPIではありませんが、ユーザーはフォロワー数でどうしてもブランド力を測ってしまいがち。なので、まず最初はステークホルダーにフォローしてもらいます。

理由2 口コミからの情報は信用しやすい

もう一つの理由は、良いコンテンツを投稿すれば、自然とステークホルダーが反応を示し、投稿が広まりやすい点にあります。人は企業から直接売り込まれるよりも、人からの口コミを信用します。これをSNS上の話で言えば、誰かが”いいね”や”シェア”をしている投稿の方が、他の人から評価されている様で信用しやすいのです。その点、新規のユーザーよりも、既に貴社のことを信用してくれているステークホルダーの方が、良いコンテンツであれば”いいね”をしてくれやすいです。なので、上記の理由から、まずはステークホルダーと繋がります。

ポイント2 コンテンツを作り分ける

貴社にとっては、SNS運用が最も重要な項目ではありません。ですが、より広く集客するなら、やはり一定数のフォロワーが必要にはなってしまいます。しかし、だからと言ってフォローして欲しいと言っても、ユーザーも様々な感情が邪魔をして、フォローしてくれない事も多いです。故に、その感情(不信感など)を解消するためのコンテンツが必要です。

事例紹介

まずは事例紹介、貴社が行っているビジネスや取引の例などを紹介します。貴社はフォロワーが見込み客となり、貴社を信頼して顧客となってくれる事を目指しているはずです。しかし、フォロワーではあるけれど、購入までは検討していないユーザーも多い。そんな時に、まずは事例を紹介して、フォロワーの懸念材料を減らしていきましょう。

事例紹介なので、例えば過去に解決した顧客の事例や、こなしてきた依頼の具体例など。その事例の中に、フォロワーと似たような状況のものがあれば、フォロワーにとっても相談する時安心しやすいでしょう。

貴社の魅力を伝えるコンテンツ

このコンテンツは、フォロワーを見込み客・顧客・ファンと、より貴社を好いてくれるユーザーにするためのコンテンツ。どんな経緯があって貴社は出来上がったのか。どんなことを理念としているのか。顧客とどのような関わり・取引を望んでいるのかなど。

人付き合いを考えた時に、その人全体の外見も重要ですが、性格などの内面も重要なはずです。これを貴社に置き換えると、外見というのはブランド力や企業としての規模、そして内面とはビジネスに対する向き合い方と言えます。なので、人付き合いにおいて自己中の人が好かれないのと同じように、企業も自社の利益だけを優先するのか、取引相手とのWinWinを目指すのか、その姿勢を投稿するコンテンツの中で表現するのが重要です。

スタッフ紹介のコンテンツ

SNSで見つける企業は、えてして人の顔が見えないものです。だからこそ、SNS担当者の人柄が、ユーザーの頭の中でイメージしやすいように、アカウントを運営する企業があります。それが、東急ハンズやキングジムです。この二つの企業はFacebookではありませんが、企業としてではなく、一人の人間に近い感覚でTwitterを運用し、フォロワーとの盛んな交流を可能にしています。

どんな人が貴社にはいるのかという点は、ユーザーにとって非常に重要なポイントです。人の顔が見えない他社のアカウントに比べて、信頼するファクターの一つとなります。なので、投稿の一つとして、一人一人のスタッフ紹介を行い、”なぜ貴社に入ったのか””どんな気持ちでいつも働いているか”など、感情に注目したスタッフ紹介をいきましょう。

ポイント3 ネットにない情報ほど価値がある

そして最後は、当然の話ではありますが、ネットにない情報ほど価値があるため、積極的にそう言った情報を発信していきましょう、という話です。

ネットが普及した今、”知りたい時はまずGoogleを開く”というのが、多くの人の行動指針となっています。しかし、ネットに溢れている情報は、根拠に欠けていたり、同じ内容の繰り返しである事が非常に多いです。そんなネットの情報でユーザーの悩み・知りたい事が見つかれば良いですが、なかなか解消されない事が多いのも事実。

ネットで情報が見つからない。だからこそ、そこでユーザーの需要にマッチしたコンテンツを投稿できれば、それはユーザーにとって貴社へ興味を持つきっかけになります。なので、もちろん分かりやすさを踏まえた上で、貴社が持つ情報やノウハウの一部を、積極的に発信していきましょう。

まとめ

Facebookは、Twitterと同じように文字媒体のSNSですが、文字数に制限がなく、たくさんの情報を詰め込む事ができます。また、TikTokやInstagramと違い、パソコン・スマホ一台があれば投稿できます。なので、手軽であるのに情報発信しやすいSNSであると言えます。

Facebookは、貴社のマーケティングにとっても非常に心強いSNSであると言えるため、今回ご紹介したポイントを踏まえて、積極的に取り組んでみましょう。

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