精神的パフォーマンスを高める、今注目のNLPとは?3つのポイントからご紹介

三人の天才セラピストを分析し、誰でも同じ様な成果を出せる手法として確立されたのが、NLPと言われています。そして、このNLPはセラピーだけではなく、様々な分野で活躍しているという話ですが、NLPは何が凄いのでしょうか。そして、なぜNLPを活用する事で、その人の成績や能力を上げる事ができるのでしょうか。今回は、NLPを理解するための3つのポイントをご紹介していきます。

自分を動かすプログラム

”NLPとは、Neuro Linguistic Programingという英語の略称で、脳と心の取扱説明書と呼ばれているもの”

NLPについて調べた時、このような説明をよく見かけますが、いまいちピンとこないのが現状ですよね。五感が受け取った情報や言葉が、あなたというプログラムを作ったと言われても、よく分かりにくいので、これを私なりに解釈すると、”過去の経験によって物事の見方にバイアスがかかった状態”というのが、今の私たちの状態だと言えます。

例えば、人によって犬を見た時の反応は異なると思います。可愛いと思う人もいれば、昔襲われた経験から怖がる人もいると思います。この様に、昔体験した出来事を基盤に、犬を見て”可愛い”・”怖い”という異なる反応を示すように、プログラムされた状態が私たちであって、そのプログラムを自由に変化させる事で望む自分を手に入れようというのが、NLPの目的となります。

ラポールの欠如を感じる

NLPが大切にしているものの一つに、ラポールというものがあります。ラポールとは簡単にいうと、相手との心が繋がり合い、スムーズなコミュニケーションができる状態を指す言葉です。そして、もし「上手く会話ができないなぁ」という状態に陥った時は、自分の持つプログラムを変化させる事で、ラポールを生み出そうとします。

どうして自分の持つプログラムが、会話のスムーズさ(ラポール)に関係してくるのでしょうか。これも、先ほどと同じような例で説明する事ができます。会話をする時に、相手が「犬って可愛いよねぇ」と思って話しているのに、自分は「犬は怖い生き物だ・・・」と感じながら話していると、どうしてもすれ違いのコミュニケーションが生まれてしまいます。そうなった時に、NLPは柔軟に自分のプログラムを変化させ、相手がなぜ「犬って可愛いよねぇ」と言っているのか、その背景を理解することで、ラポールを生み出そうとするのです。

NLPは他者や自分とのコミュニケーションを図るときに、大いに活躍すると言われていますが、それもラポールを大切にしているからで、逆にいうと多くの方はラポールが欠如している状態だからと言えます。

例えば、「子育て手伝ってよ」「仕事で疲れてるんだから、寝かせてくれよ」という会話は、すれ違いのある夫婦の代表的な会話だと思います。どちらの意見も正しく、どちらかだけが正しい訳では有りません。しかし、多くの場合において自分の正しさしか考えていないため、ラポールを欠如し会話にすれ違いが起きてしまうのです。なので、そう言った時に、「相手はどうしてそう思ったのかな」と考え、自分だけが正しいというプログラムを変化させる事で、相手の感情に合わせたスムーズな会話=ラポールを生み出す事ができるのです。

視野を広げるのに活躍する

先ほどは他者とのコミュニケーションにおいてNLPが活躍する話でしたが、同時に自分自身について考える時にも、NLPは活躍します。

例えば、仕事で何か失敗をした時、基本的には「なんでこんな間違えしたんだろう」と思ってネガティブな感情に陥ると思います。しかし、これはエジソンの言葉で表現すると、”失敗する一つの方法を発明した”とも言えるのです。失敗をする事で、なぜ失敗したのかを初めて理解する事ができ、次に活かす事ができると考えれば、必ずしも失敗はネガティブな物ではありません。NLPは、その考え方を私たちに与えてくれます。

”塞翁が馬”という言葉がありますが、これは良い事も悪い事もその場では判断がつかないという意味の言葉で、その場では悪い事の様に思えても、後から見ると良い事だった可能性もあります。しかし、自分が持つプログラムによって、”失敗=悪いこと”と決めつけてしまうと、気分は落ち込み、次に活かせない状態になってしまいます。そこで、NLPでは自分の持つプログラムを、”失敗=悪いこと”から”失敗=良いこと”という結果を出力する様に変化させることで、より成長できる自分に変化する手伝いをする事ができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はNLPが、なぜ様々な場面で活躍しているのか、それを理解するためのポイントについて、重点的に紹介してきました。自分が持つプログラムによって、全ての刺激を良い方へ繋げられるか、それとも悪い方につなげるかは変わってきます。なので、良い方につなげられる様にプログラムを変化させるお手伝いをするのが、NLPでした。

他者とのコミュニケーション・自分の成長など、今自分が躓いている部分がもしあるとしたら、それはNLPを活用し自分のプログラムを変化させる事で、解決するかもしれません。なので、ぜひNLPをご自身のために取り入れてみてください。

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